セクレ・スワロテイル

魔道階域 - 冥域 / 第六域（ハート王国入国時）

ルミエルに仕えていた少女で、魔法属性は「封緘（ふうかん）」。温泉が好き。ルミエルの魔道具研究を手伝う中で彼の人柄を知り、全幅の信頼を寄せていた。ルミエルと魔神化したリヒトの戦いの後、リヒトの五つ葉の魔導書を守るため、禁術の反動を省みず魔石で強化した封印魔法でザグレドを封印し、さらに傷ついたルミエルを石像に封印して命をつなぎ、自身は魔石の反動でアンチドリの姿になった。

その後、リヒトの魔導書を見守っていたが、アスタがその魔導書を手に入れたことでアスタのローブに隠れ、そのままアスタに付いてきた。最初は魔石を集めるためにアスタを利用し、魔法帝になる夢も内心無理だと思っていたが、アスタと過ごすうちに彼を信じ、賭けるようになった。

転生したエルフたちにより影の王宮が出現した後、ザグレドが受肉を果たしたのと同時にフィンラルを起こし、片言で指示しながらルミエルの封印を解き、自身も黒い角が生えた状態で元の姿に戻った。ルミエルと共に影の王宮に侵入し、ザグレドと対峙、禁術の影響で縛られたリヒトの魂を解放した。騒動後、禁術に手を出したとしてアスタと共に魔法議会で裁かれそうになるも、ヤミによって黒の暴牛に迎え入れられた。

団員として悪魔と呪いの調査を命じられ、アスタらと共にハート王国へ入国し、ロロペチカとウンディーネに誘拐されたアスタと共闘。その後、打倒悪魔のためハート王国で半年間の修行を積む。ハート王国へヴァニカらが襲来した際にはロロペチカ、ノエルと共にヴァニカ及びメギキュラと交戦。封緘魔法でヴァニカの魔力を封じるなどサポートに徹するが、メギキュラの魔力には通用せず、結果的にロロペチカが誘拐される事態となる。漆黒の使徒が呪いの爆弾により爆発させられる中で辛うじて生き延び、パトリらによりエリュシアへ運ばれ、そこでリヒトとテティアの子孫と会い、テティアが生きて命を繋いでいたことを知り、彼らの究極魔法で強くなることを決意。スペード王国での戦いでは自身の魔法で仲間を回復させつつ合流しヤミを助け出す事に成功。ルチフェロが不完全ながらも顕現した際にはゾロとの連携でルチフェロの攻撃を防ぎ、アスタの傷を癒した。

魔法一覧

封緘魔法

逆解（さかとき）

物を開ける能力。当初はドア程度のものしか対応できなかったが、禁術魔法の封印など高度な魔法に対しても対応できるようになった。

囹永（ひとやながえ）

物を閉じる能力。魔石を利用すると悪魔さえも封印ができるが、これは禁術であり代償として角が生える、鳥の姿になるなどの症状が現れる。魔言術式（マナメソッド）を併用することで封印能力を強化することが可能。

封緘回復魔法

憂瞑（うれいつむり）

傷を閉じ、ダメージを封印する。切断された腕を接続するなども可能。