柊 真昼（ひいらぎ まひる）

真昼ノ夜に宿る黒鬼。第一渋谷高校の制服を着た灰色の髪の美少女。その正体は、シノアの実姉であり、グレンの元恋人でもある。彼女は鬼呪装備を完成させ、世界を救った才色兼備の天才である。

彼女は異母兄の暮人と同様に、柊家の次期当主候補だったが、八年前に柊家を裏切り、表向きにはグレンに殺害されたことになっている。シノアからは信用できないと評されているが、妹を守るために自らを犠牲にするなど、妹想いな一面も持っている。

優一郎とは、彼が母親の焼身自殺後に百夜教の牢に収容されていた際に出会った。両親の言動から自暴自棄になっていた優一郎に対して「生きる」ことの大切さを語り、彼の生を肯定していた。その記憶を消去されていた優一郎も、再会した際にその記憶を取り戻し、彼の「生きる理由」を聞いて安堵の表情を浮かべた。

世界崩壊前には、「ユウ」「ミカエラ」「アシェラ」を取引材料にクルルと接触し、彼女の血で吸血鬼化を遂げた。それ以降もクルルと協力関係にある。