竹内（たけうち）

将也たちのクラスを担当する男性教師は、眼鏡をかけており、感情をあまり表に出さない冷たい印象を持っています。彼は、障害を持つ硝子を積極的にサポートする姿勢を見せず、クラスにその責任を押し付けていました。将也が硝子をからかう際も、注意をせずに一緒に笑うことがありました。喜多の指導を妨げたり、クラス内のいじめを「自己責任」として見過ごすなど、放任主義で責任を避ける傾向があります。

週刊連載版では、将也が硝子をからかっているのを見た際に職員室で注意をしましたが、その内容は「やり過ぎはよくない」といった軽いものでした。校長が同席する学級会で硝子へのいじめが議題になった際には、真っ先に将也を疑い、彼が人間不信になる原因を作った人物でもあります。

高校編でも、彼は将也たちの母校である小学校に在籍しています。手話を習得したようで、硝子の手話を理解している描写があります。しかし、小学校時代にいじめられていた将也に対して冷たい態度を取りながら、彼が名のある高校に進学したと知ると評価を変えるなど、問題教師としての姿勢は変わっていないようです。