ハイヴ（Five）

アメリカ政府からFBIと共に派遣された核緊急支援隊（NEST）の原子力科学者は、実際には情報支援活動（ISA）からの出向である。彼は白髪が特徴で、第5話から登場する。ナイン・ツエルブとの対決を最優先事項とし、民間人の犠牲をも厭わない姿勢を見せるが、クラレンスからはもう少し慎重になるように注意されている。

彼の幼少期は、ナイン・ツエルブと共にアテネ計画のために優秀な孤児を集めた施設で過ごした。アテネ計画が中止された際、彼は施設内で唯一生き残った被験体であり、その後アメリカの機関に引き取られた。彼の任務は、日本政府が密かに開発した小型原子爆弾の奪取であったが、独断専行が過ぎたことと病状の悪化により、クラレンスから解任を言い渡される。

クラレンスを撃った後、彼はナインの元に駆けつけ、自分の生きる希望がナインとの対決であったことを告げる。そして「私の分まで生きて」と言い残し、追手からナインを守るために自ら命を絶った。