ジブリール

天翼種の少女でありながら、実は6407歳のジブリール。彼女は戦神アルトシュによって『大戦』中に生み出された最終個体であり、自らを「異常な知識欲者」と評します。書籍共有法案に反対し故郷を飛び出した彼女は、エルキア国立図書館を前王とのゲームで勝ち取りました。

図書館での具象化しりとりに負けたジブリールは、それ以降、空と白を「マスター」と呼ぶようになります。かつては“十八翼議会”の議席を持っていましたが、今では外されています。それでも、彼女の影響力は依然として強大です。

味方に対しては優しい一方、敵には容赦しない彼女は、異世界の知識を活用し、新しい戦術を取り入れる柔軟さを持っています。十の盟約により直接的な力の行使は禁じられていますが、ジブリールの戦闘力は非常に高く、その実力は海を割り、蒸発させるほどです。過去には多くの敗北を経験し、その記録を日記にまとめています。

大戦時にはアルトシュに立ち向かい、彼を討つことを目指していましたが、果たせずに終わりました。大戦後、彼女は『　』と共に国取りゲームに参戦しますが、その圧倒的な能力が逆に不便を招くこともあります。

それでも彼女の知識と魔法の力は健在であり、各種戦において重要な役割を果たしています。天翼種戦ではアズリールを説得し、多くの天翼種に空や白を「マスター」と認識させることに成功。また、水棲種戦では嘘を見破り、DODのBルートを再現するなど、多岐にわたる活躍を見せます。

日記は天翼種の間で聖典として配布されているものの、浸透率は高くありません。神霊種戦では、自分の記憶が消える恐怖を感じながらも、『　』に6000年前の大戦を再現したゲームを挑み、その凄惨さを見せつけました。

これらの経験が後に機凱種戦でも重要な役割を果たします。彼女は「MF文庫J ヒロインコンテスト2015 in Melonbooks」で2位を獲得するという成績も収めています。