アズリール

自称「ジブリールの姉」である彼女は、天翼種の中で最初に生まれた個体であり、全翼代理を務めています。年齢は2万6千歳で、語尾に「ニャ」をつけるのが特徴です。

彼女は造物主アルトシュの死後、「主を失った道具」としての存在意義を見つけるために生き続けてきました。終戦時には、主を失い自害する他の天翼種を目にし、アルトシュから託された「なぜ敗れたかを知る」という命令を、あたかも全天翼種への命令であるかのように偽り、自害を止めさせました。その後6000年間、知識の探求を続けましたが、明確な答えは得られず、ほぼ諦観に陥っていました。しかし、『　』とのゲームや「妹」ジブリールの助けを借りて、ようやく答えにたどり着きました。

その際、空によって自害を止めさせられていただけで、生殺与奪権が彼女にはないことがジブリールや他の天翼種にばらされましたが、「6000年もよくバレなかったニャ」とおどけながらも、空の本質を見抜いていました。

『　』とのゲームで人類種の本質を目の当たりにし、大戦時になぜ自分たちが人類種に関心を向けなかったのか疑問を持ちました。また、大戦時の人類種の痕跡が一切残されていないことから、アルトシュの死を含めた大戦の戦況を人類種が影で操っていたのではないかと疑念を抱きました。

彼女はアヴァント・ヘイムと意思疎通ができ、その力を使うことができますが、『　』とのゲームの影響で人類種と同程度の能力に制限されています。この際、なぜか尿意まで感じるようになりました（ジブリールには尿意がないため、天翼種には本来尿意がないと推測されます）。

ジブリール誕生以前は非常に冷酷で冷徹な管理者であり、地精種の艦隊を潰すためにラフィールを盾に使い、神霊種討伐の際には「死んでもいい」と冷たく言い放っていました。しかし、ジブリールが作られてからは彼女を非常に可愛がるようになり（ジブリール本人からはウザがられています）、過去を知る者と現在しか知らない者で評価が分かれています。