杜山 しえみ（もりやま しえみ）

この物語の主人公は、祓魔塾に通う少女で、3月6日生まれです。彼女は、祓魔師用品店を営む家庭に育ち、店で得た植物や薬草に関する豊富な知識を持っています。彼女はまた、三賢者の一人、シェミハザの血を引く巨人の末裔でもあります。性格は人見知りが激しく、おっとりしているが、内には強い芯を持っています。彼女は生まれてからずっと着物を着ており、料理は苦手ですが、その料理には強力な魔除け効果があります。

彼女は小学生の頃にいじめを受け、その影響で中学時代は病弱でした。しかし、燐との出会いがきっかけで自分を鍛え、祓魔塾に入塾する決意をします。彼女は医工騎士と手騎士の素質を持ち、緑男の幼生を使い魔として使役しています。高校には通っていませんでしたが、雪男から勉強を教わり、正十字学園に中途入学します。

彼女は奥村兄弟から恋愛的な好意を寄せられていますが、自身は恋愛に対してまだ理解が追いついていないと感じています。ある依頼の際に燐から告白されるも、恋愛の勉強を始めたばかりで自分にはまだ早いと感じ、断ります。その後、家業を継ぐ決意を固めますが、雪男が敵対勢力に寝返ったことで、燐を止めるために行動を起こします。その結果、聖座庁の者たちに連れられ、天庭の斎宮へと向かいます。そこで1年半の修行を経て、アマイモンを調伏し、“三賢者”として特級魔装防御装を団員たちに付与し、戦いをサポートします。