ゴウル / ゴザル

史上最強の力を持つとされる魔王は、戦いを好まない性格です。そのため、弟のユイガードをはじめとする戦争を望む者たちから圧力を受けています。

ある日、ウリミナスからの報告を受け、フリオを仲間に引き入れるために「ゴザル」という偽名を使って人間の領地を訪れます。そこでフリオやフェンリースと出会い、また、恐怖で動けなかったバリロッサに興味を持ちます。

その後、金髪の勇者がフリオを脅すように勧誘し、フリオが転移魔法で逃げた際に偶然その場に居合わせた魔王は、金髪勇者の仕業だと誤解し、魔王軍に侵攻を命じて戦争を始めます。しかし、浄化魔法を避けるために撤退を指示します。

その後、フリオの捜索を再開し、再び「ゴザル」として人間の領地を訪れ、フリオたちと再会します。帰り道でユイガードの反乱が起こり、自分が魔王にふさわしくないと判断した彼は、自ら魔王の座を退きます。そして、解雇した諜報部隊に退職金として全財産を渡し、自身はフリオの元で居候として新たな生活を始めました。