ガゼフ・ストロノーフ

王国の戦士長である彼は30代の男性で、国王直属の精鋭部隊を指揮し、その名を近隣諸国に轟かせる存在です。彼の力量は英雄に匹敵すると言われ、王国に伝わる五宝物全ての装備を許されています。しかし、その強さゆえに敵対勢力から狙われることも多いです。南方の血を引いており、黒髪黒目というこの地域では珍しい外見を持っています。彼は「六光連斬」をはじめとする複数の武技を操り、究極の武技も使いこなします。

彼は一介の平民から身を立てたため、平民を思いやる気持ちが強く、罠と知りつつも民のために危険に飛び込むこともあります。そのため、貴族派閥からは疎まれています。武辺者であり、私生活も質素そのものです。政治的に微妙な立場にありながらも、あくまで王の剣であろうとし、宮廷での政治闘争には関わろうとしません。そのため、貴族位も与えられていません。

当初はレエブンを奸臣と誤解し嫌っていましたが、後に誤解が解けて和解し、信頼できる仲間と感じるようになりました。レエブンからも信頼され、アインズを含めた帝国軍の侵攻を解決した後、貴族に任命されることで政治から逃げずに立ち向かうよう求められました。

彼は帝国の兵に襲撃される辺境の村々を救うために軍を率いて現れ、カルネ村を救ったばかりのアインズと出会い、協力を要請して受諾されます。彼はアインズを高潔な人物だと思い、アインズも彼の高潔さに好感を抱きます。その後、彼は帝国に偽装した法国の部隊と戦闘し、瀕死の状態に陥りますが、アインズから手渡されたアイテムによって無事に生還します。アインズからの勧誘を受けるも、王への忠誠心を理由にそれを断り、一騎討ちを申し込みますが、アインズに敗れ命を落とします。