椎名 ましろ（しいな ましろ）

本作のヒロインは、さくら荘202号室に住む美術科の学生で、2年生から3年生に進級します（7巻より）。彼女は世界的に有名な天才画家ですが、常識や生活力に欠けており、日常生活の多くを空太に頼っています。勉強は苦手で、テストでは全教科0点を取ることもありますが、驚異的な暗記力で同じ問題の再テストでは満点を取ることができます。現在は漫画家を目指しています。彼女の両親は美術関係の仕事をしており、現在は海外に住んでいます。

最初は感情をあまり表に出さず無表情でしたが、空太たちと過ごすうちに徐々に感情を表すようになりました。彼女の話し方は淡々としており、誤解を招くことが多いです。また、店の商品を会計前に食べてしまうなど、非常識な行動をとることもあります。

2年の春にスイコーに編入し、さくら荘に入居しました。なぜか空太に懐き、彼に対して特別な感情を抱くようになりますが、それが何なのかは理解していないようです。七海やリタが空太と親しくしていると機嫌が悪くなります。出会った当初は羞恥心がなく、裸のままで空太に着替えを頼んでいましたが、1ヶ月ほど経つと裸を見られることを恥ずかしいと感じるようになりました。しかし、自分の服の洗濯や着替えの準備を空太に頼むことは変わっていません。

彼女の画家としての才能は非常に高く、大規模な個展が開かれたり、分厚い画集が出版されたりと、社会的にも高く評価されています。一方で、彼女の描く漫画は画力は優れているものの、ストーリーが淡々としていて面白みに欠けると評されています。