ガルム・ウルバン

銀装兵団の主席剣士長であり、「剣狼」（けんろう）の異名を持つガルムは、スターリアの剣の師匠でもあります。スターリアには、ガルムの剣技がまるで剣と身体が一体化しているかのように見え、「人剣一体」と称されています。老齢ながらも銀装兵団で最強の剣士であり、ドルニーアとの戦いでは彼がとどめを刺しました。

しかし、ラグナとの対決では一瞬で敗北。ラグナの強さが才能ではなく修練の結果であることを知り、自身の修行不足を痛感します。さらに、スターリアがラグナに一目惚れしたこともあり、しばらくの間落ち込んで泣いていました。

戦争編では、シンと共にタラテクトラとの技の競り合いに敗れたラグナと合流。3人でタラテクトラを追跡する中で、ラグナの強さが覚醒する瞬間を目撃します。ガルムはラグナの強さを洞察し、その技を学び取ることでさらに強くなりました。

周囲からの期待に悩むラグナに対して、最前線で戦い続けることを助言し、その強さを見せ続けるように促します。ラグナの強さに触発され、同じ強さを持つ者が現れる未来を期待し、ガルム自身もラグナと同じ強さを手にすることを目標にしました。

王都突入時には、他の団員たちと共にオルト・ゾラと交戦。オルト・ゾラが異常と評するほどの強さで圧倒しましたが、オルト・ゾラが自らを300%狂化させたことで戦況が一変。その最初の一撃を受け、ガルムは戦死しました。