ロニエ・アラベル

ノーランガルス帝立修剣学院の女性初等錬士であるロニエ・アラベルは、キリトの傍付き見習いとして活動しています。彼女は9月13日生まれで、16歳です。

ロニエは六等爵家という下級貴族の出身であり、そのため他の上級貴族からは見下されることが多いです。上級修剣士たちから側付き練士として指名されなかったため、キリトの傍付きとなりました。彼女はキリトに好意を寄せており、彼が禁忌目録を破って罪人として連れて行かれた際には、ティーゼと共に彼らの剣を届け、涙ながらに見送りました。この出来事により、自分を責めることもありました。

異界戦争では、キリトに会うためにティーゼと共に人界守備軍補給部隊に志願し、戦線でアリスと再会します。アリスの変わった雰囲気に驚きつつも、公理教会での戦いの詳細を聞きました。心を失ったキリトに寄り添い、自分の行いが遠因となったことを激しく後悔しましたが、アリスに諭されました。その後、創世神ステイシアとしてUWにログインしたアスナや、かつてキリトの傍付きだったリーナ、そしてアリスと共に、キリトとの思い出を語り合いました。

異界戦争終結後、ロニエは「四帝国の大乱」をも乗り越え、見習いを経て整合騎士「ロニエ・アラベル・サーティスリー」となりました。彼女は幼体の飛竜「月駆（ツキガケ）」と専用の剣「月影の剣」を与えられました。両親の「早く孫の顔を見たい」という願いを知りつつも、キリトへの想いから一生結婚しないと誓っていました。ティーゼからキリトの側室になることを勧められましたが、彼がそういった振る舞いをしないことも理解していました。

その後、ロニエは結婚して子供を授かりました。セルカがディープ・フリーズ術式を望んだ頃、ティーゼと共に彼女を一人で眠らせるのは寂しいと感じ、自身も石化凍結の道を選びました。天命凍結の術式を受けたことで、外見は20代半ばのまま200年間をカセドラルで過ごしました。そして、UWに帰還したキリトたちの手で術式が解かれ、目覚めました。