メリオダス

身長は152cm、体重は50kg、血液型はB型で、魔神族に属する。誕生日は7月25日で、年齢は3000歳以上。彼の闘級は通常時3400（魔力400/武力990/気力2010）で、魔神の力を使うと4400、暴走時には10300に達する。さらに、闘級は32500（魔力2700/武力27700/気力2100）に成長し、魔神の力を使うと56000、最終的には142000（殲滅状態時）、そして魔人王状態では1000000に達する。

物語の主人公である彼は、移動酒場「豚の帽子」亭の店主であり、「七つの大罪」の団長として知られる。通称「憤怒の罪（ドラゴン・シン）」のメリオダスで、龍の印を持ち、左の二の腕に刺青がある。手配書では無精髭をたくわえた姿で描かれているが、実際は少年のような容姿をしている。

彼は飄々とした性格で、どんな状況でも動じず、相手の経歴や種族に関係なく接するため、団員からの信頼を得ている。しかし、自分の正体を含め秘密主義な一面があり、時には仲間との衝突を招くこともある。特定の女性に対してはスケベで、エリザベスとリズへのセクハラの常習犯でもある。彼の酒は極めて上質だが、料理は不味い。客の食べ残しはホークにとっては美味らしい。

彼の正体は魔神王の息子であり、「十戒」の統率者でもある。次期魔神王候補として恐れられていたが、その地位を嫌い、女神族との争いをくだらなく思っていた。エリザベスとの出会いをきっかけに、争いを終わらせるために魔神族を裏切ったが、それが三千年前の聖戦の引き金となった。聖戦後、最高神に「永遠の生」の呪いをかけられ、死んでも煉獄に戻り、魔神王に感情の一部を捧げる代わりに蘇ることになった。

彼はエリザベスと「互いの呪いを解く」という約束を果たすため、三千年の旅を続けてきた。マーリンの初恋の相手でもあり、彼女を混沌の復活を目論む道へと進ませた張本人でもあった。

10年前、聖騎士長殺害事件の濡れ衣を着せられ、仲間を探す旅の中でエリザベスと出会い、彼女を仲間に加えた。その後、ディアンヌ、バン、キング、ゴウセルとも再会し、魔神族復活の要となる「常闇の棺」の欠片を奪われたことで、王国へ突入し聖騎士たちと全面戦争を繰り広げた。最終的にはヘンドリクセンを撃破し、10年前の事件の濡れ衣を晴らした。

しかし、魔神族の精鋭「十戒」が復活し、その戦いに身を投じることになった。エスカノールとも再会し、戦いの中でエスタロッサに討たれ死亡するが、「永遠の生」により蘇生させられる。魔神王の策略により本来の感情を身体から切り離され、現世では魔神族らしい残虐性が表出した。バンの助力で煉獄から脱出し、魔神王を退けて自身の体を取り戻すことに成功した。

その後、弟ゼルドリスの体を依り代に変えた魔神王を討ち破り、完全勝利を果たした。騒動終結後、エリザベスと結婚し、リオネス王国の新王となり、息子トリスタンを儲けた。

物語開始時、彼は「常闇の棺」の欠片を刃の折れた剣に偽装し、それを武装としていた。強すぎるがゆえに殺生を禁ずる誓約を架していたが、大事なものを失わぬために誓約を破る。以降はリズの遺品である小剣を、アルビオンとの戦いで破損した後はバルトラに授かった神器「魔剣ロストヴェイン」を振るう。

彼の魔力「全反撃」は、向けられた魔力を倍以上の威力で跳ね返す力で、物理攻撃は跳ね返せない。師であるチャンドラーから教わったものである。「カウンターバニッシュ」は攻撃を消失させ無効化する技で、「リベンジ・カウンター」は受けた攻撃魔法を体内に蓄積し、一気に解き放つ大技である。

また、魔神の力「獄炎」は不死であるバンに傷を負わせることができる。「付呪・獄炎」は武器に「獄炎」の力を付随させる技で、「神千斬り」は「獄炎」を纏った巨大な斬撃を放つ。「殲滅状態」は魔神族の魔力が完全に解放された状態で、「トリリオン・ダーク」は闇を球状にして放つ技である。

合技「神喰い」はエリザベスの「聖櫃」を武器に付随させた「神千斬り」で、「紫電一閃」は敵を高速で斬りつける技である。「七つの大罪」合技「不俱戴天」は、仲間の技を一つにし、魔力を増大させて放つ最大の攻撃である。

劇場版「七つの大罪 光に呪われし者たち」では、合技「闇の処刑」や「暴君殺し」が登場する。