ゲルド

かつてジュラの大森林を侵攻した豚頭帝ゲルドの配下、猪人族の豚頭将軍は、リムルによってゲルドと命名され、猪人王に進化し一族を率いるようになる。彼は書籍2巻でこの名を受け、書籍14巻ではリムルから魂を受け継ぎ、地霊猪としての覚醒進化を遂げ、聖魔十二守護王の一員としてバリアロードの称号を授かる。

彼は真面目で義理堅く、職人気質でありながら、物事を順序立てて説明するのは苦手である。魔国連邦成立後の軍事再編において、彼は元々自身が率いる黄色軍団（イエローナンバーズ）と新たに加わった橙色軍団（オレンジナンバーズ）を統合し、第二軍団の将軍として防衛と後方支援の主力を担う。また、土木建築部門の幹部として、都市建設や道路、魔導列車の軌道敷設などの重要な役割も果たしている。

戦闘では、妖気を使って敵の精神体と物質体を同時に腐らせる技を駆使し、第二軍団としての集団的な防御力を発揮する。彼は「美食者（ミタスモノ）」と「守護者（マモルモノ）」というユニークスキルを持ち、覚醒進化後にはこれらの能力を統合強化した究極贈与「美食之王（ベルゼバブ）」を獲得している。