梓川 かえで（あずさがわ かえで）

梓川花楓は11月25日生まれで、身長は162cmから163cmに成長しています。彼女は15歳の中学3年生で、不登校の状態です。彼女の髪は肩にかかる長さで、明るめの色をしており、左右に跳ねるくせっ毛が特徴です。彼女は初めての登場が1巻で、5巻と8巻では主要な役割を果たしています。

彼女の本名は梓川花楓ですが、中学時代にクラスメイトからのSNSでのいじめに遭い、ストレスにより物理的な傷や痣ができる思春期症候群を患っています。このいじめが原因で、13歳の時に解離性障害を発症し、家族や過去の記憶を失い、別人格「かえで」を形成しました。この新しい人格は、咲太の提案により「かえで」として生活を始めます。

かえでは右利きで、パンダが好きで、家ではパンダ柄のパジャマを着用しています。彼女は敬語を使い、自分のことを「かえで」と呼び、以前の自分のことを「花楓さん」と呼んでいます。彼女は明るい性格で、毎朝咲太を起こすことが日課です。また、初対面の人、特に年上の人には警戒心を持って接しますが、徐々に友人と親しくなります。

2年後、かえでが眠りについた翌朝、人格が花楓に戻り、かえでの存在はなくなりました。花楓は左利きで、かえでの間の記憶がなく、その2年間は彼女にとって空白の期間です。彼女はやや大人しい性格ですが、お兄ちゃんっ子の傾向があります。

花楓は、咲太と同じ峰ヶ原高校への進学を希望しますが、体調を崩し、最終的には通信制高校に進学することを決めます。彼女は社会復帰のための練習を経て、中学校への登校を再開し、無事に卒業式に出席します。その後、彼女は通信制高校を利用して、藤沢市と横浜市を行き来する生活を送り、ファミレスでアルバイトを始め、友人や家族との関係を深めています。