ディモ・リーブス (Dimo Reeves)

トロスト区で商売を展開するリーブス商会の会長は、街の経済を掌握し、裏社会にも精通した影響力のある人物です。彼はゴロツキを従え、傲慢で狡猾な態度を見せることが多いですが、商人としての深い見識と判断力を持ち、人間や社会の様々な側面に触れてきた経験が感じられます。

巨人がトロスト区に侵入した際、彼は大きな荷馬車を無理に通そうとして住民の避難を妨げましたが、ミカサの圧力に屈して荷馬車を退かせました。その後、巨人の襲撃で危機に瀕したトロスト区を見て、ウォール・マリア陥落時の自分を重ね合わせ、行き場を失った人々を支援しようとしました。

ウォール・ローゼ内での巨人出現事件が一段落した後、中央第一憲兵の依頼でエレンとヒストリアを拉致しようとしましたが、逆に偽物を掴まされ、リヴァイ班に制圧されました。任務に失敗し、中央第一憲兵に見限られることを覚悟していましたが、リヴァイから商会の存続とトロスト区復興の可能性を示され、調査兵団を支援する密約に同意しました。しかし、中央第一憲兵のケニーに裏切りを見抜かれ、部下のダンとジムと共に命を落としました。彼の志は息子のフレーゲルに引き継がれることになります。