クリスタ・レンズ / ヒストリア・レイス (Krista Lenz / Historia Reiss)

金髪で小柄な美少女、クリスタ・レンズ（本名：ヒストリア・レイス）は、15歳から19歳に成長しました。彼女は身長145cm、体重42kg（15歳時）で、1月15日生まれです。第104期訓練兵団を10番で卒業し、トロスト区奪還戦では41班に所属していました。ウォール・シーナ出身です。

彼女は可憐な容姿と謙虚で献身的な性格で、周囲の人々や動物を惹きつける魅力を持っています。同期からの信頼も厚いですが、兵士として特別優れているわけではありません。訓練兵団で上位10番に入れたのは、ユミルが密かにその地位を譲ったためでした。850年のトロスト区奪還戦後、巨人と戦うことを恐れつつも調査兵団に入団しました。

「クリスタ・レンズ」は偽名であり、彼女の本名は「ヒストリア・レイス」です。彼女はレイス家の妾腹の隠し子として生まれ、周囲から疎まれて育ちました。中央第一憲兵から母親と共に命を狙われましたが、実父ロッド・レイスの条件付きでウォール・シーナの外へと追放されました。その後、自らの死に場所を求めるようになり、2年間の開拓地生活を経て訓練兵団に入団しました。ウトガルド城跡での戦闘後、ユミルの奮闘に応え、自らの正体を明かしました。それ以降、否定的な自分を乗り越え、ユミルを追うためにライナーたちの追跡に参加しました。

生還後、リヴァイ班に編入されましたが、彼女が王位継承者であることが判明しました。調査兵団はフリッツ王朝打倒と彼女の即位を計画しました。その後、父ロッドからエレンと共に誘拐され、始祖の巨人を継承するよう命じられましたが、これを拒否しました。超大型巨人と化した父ロッドを自らの手で倒し、真の王であることを宣言しました。女王即位後、貧窮者救済と孤児救済のための施設を提案し、民衆から「牛飼いの女神様」と呼ばれています。ウォール・マリア最終奪還作戦には参加せず、調査兵団が持ち帰ったグリシャ・イェーガーの手記を「100年前に失われた記憶」として公表する決断をしました。

854年には、自身が運営する孤児院を手伝っていた青年に声をかけ、婚礼をせずに懐妊しました。エレンの死後、無事に出産し、青年とも正式に結婚したようです。3年後、和平交渉のためにパラディ島へ向かうアルミンたちをキヨミと共に出迎えました。