アルミン・アルレルト (Armin Arlert)

19歳になった彼は、身長163cm、体重55kg（15歳時点）で、11月3日生まれです。エレンとミカサの幼馴染で、シガンシナ区で共に育ちました。特にエレンとは、ミカサと出会う前からの親友です。金髪のボブカットに茶色の眼（アニメ版では碧眼）を持つ少年です。

845年の巨人侵攻の翌年、領土奪還作戦で家族を失いました。彼は大人しく内向的ですが、芯の強さと理知的な探究心を持っています。祖父の本を読んだことがきっかけで、人類は外の世界に行くべきだと考えるようになり、エレンの外の世界への憧れを促しました。

彼は小柄で身体能力は低いものの、明晰な頭脳と豊富な知識を持ち、座学で非凡な才能を発揮しました。調査兵団に入団後、「何かを変えるには大事なものを捨てる覚悟が必要だ」という信念を持ち、非情な決断を迫られながらも作戦を成功に導いています。

ウォール・マリア最終奪還作戦では、超大型巨人との戦闘で捨て身の囮作戦を実行し、重傷を負いましたが、リヴァイの助けで巨人化薬を使い、ベルトルトの犠牲を経て超大型巨人の力を継承し復活しました。1年後、壁外調査でパラディ島沿岸部に到達し、海を見て感動しました。

854年でも調査兵団で活動し、超大型巨人の力を行使できるようになっています。巨人の力でパラディ島を守ることに葛藤しつつ、和平の道を模索し、エレンと対立します。

「地鳴らし」を発動したエレンを追う中で、ハンジから調査兵団団長職を託され、15代団長となりました。戦いの中で巨人に捕食され「道」に入り、ジークと対話し、過去の巨人継承者の協力を得て、ジークの投降と地鳴らしの停止に成功しました。エレンの死後、エルディア人への疑いを止めるため「エレン・イェーガーを止めた者」として名乗り出ました。その後、マーレ国内に留まり、3年後にはパラディとの和平大使に就任しました。

第104期訓練兵団卒業生では上位10人に入っていないため、単行本背表紙には描かれていません。アニメ版ではあらすじや次回予告の語り部を務め、実写映画版では機械弄りが得意という設定です。