神楽坂 優樹（ユウキ・カグラザカ）

種族：人間

異世界に召喚された元日本人で、外見は高校生のまま老化しない体を持つ。元の世界では超能力者として特別な才能を発揮していたが、中学生の時に両覧が事故で亡くなり、社会に対する怒りを感じていた。社会を破壊することを考えたが、多くの人を不幸にすることに躊躇し、政治家として社会を改善することを考えていた。その時、魔王カザリームによって異世界に召喚され、ユニークスキルを得てカザリームを倒し、自らがこの世界を正しい方向に導くために世界征服を目指す。

物語の初期では、イングラシア王国を訪れたリムルに対して、自由組合総帥として元の世界への帰還方法を探ることが生涯の課題であると語る。リムルを教員として採用し、シズが残した子供たちを助けるために協力する。一方で、東の犯罪組織「三巨頭」のリーダーとして活動し、魔導王朝サリオンで作成されたホムンクルスの身体を手に入れ、カザリームを副官「カガリ」として復活させる。さらに、中庸道化連のボスとしても活動し、クレイマンの魔王としての立場を利用して勢力を拡大する。

テンペストの開国祭でリムルにクレイマンの黒幕と看破され、自身もリムルに疑われる。マリアベルの事件を利用して過去の悪行をロッゾ一族になすりつけようとするが、グランベルの策略にはまり、勇者クロノアの解放に利用される。その結果、リムルやレオン、ルミナスに正体が露見し、東の帝国に逃亡するが、魔王ギィの襲撃を受ける。しかし、ギィに取引を持ちかけ、東の帝国を内側から崩壊させる計画を立てる。

ギィとの休戦協定を結び、帝国軍の大将として「混成軍団」を率いる。魔国連邦との一時休戦中に、カリギュリオを唆して機甲軍団と魔獣軍団を西方に出兵させ、クーデターを計画するが、計画が露呈し、ルドラに精神支配される。その後、ミカエルに支配された際に強欲之王の力を利用し、支配を脱する。エルドラドへの侵攻中にラプラスと協力し、カガリを目覚めさせるが、フェルドウェイの危機感を抱かせる。

リムルには当初、転移時に能力を得られなかったと語るが、実はユニークスキル「創造者」で「封殺能力」を生み出し、リムルと互角に戦う。さらに、マリアベルから「強欲者」を奪い、それを進化させた「強欲之王」を獲得する。この能力で触れた相手からエネルギーを奪う力を持ち、感情を刺激して記憶に影響を及ぼす権能を有する。