ヴェルフ・クロッゾ

赤髪で強い意志を持つ17歳の鍛冶師、ヴェルフ。元ヘファイストス・ファミリアの一員で、鍛冶の能力を得るためにリリと共にベルのパーティーに参加し、ダンジョンに挑戦してLv.2にランクアップしました。アポロン・ファミリアとの戦争遊戯に参加するため、ヘスティア・ファミリアに移籍します。

ベルが自分の作った防具を探している時に出会い、専属契約を結びました。気前が良く、職人気質な性格で、ベルの兄貴分のような存在です。ヘファイストスに好意を抱き、彼女が認める武具を作ることができた時には交際を申し込むつもりです。

ラキア王国出身で、10歳頃にスキルが発現し、没落した一族の中で唯一クロッゾの魔剣を作れるようになりましたが、一族から魔剣の鍛錬を強要されたため、嫌気がさしてラキア王国を出奔しました。

戦闘では主に太刀を装備し、前衛を担当します。敵の魔力暴発を誘発させて自爆させる超短文詠唱の対魔力魔法を使用します。武器は使用者と最後まで寄り添うべきという信念から、使用者を残して自壊する魔剣を憎んでいましたが、ヘファイストスの助言により意地を捨て、本編5巻から魔剣を鍛錬するようになりました。本編14巻では新たな魔剣の作製に成功し、魔剣に対して前向きな考えを持つようになります。

担当編集はヴェルフとリリのヘスティア・ファミリアへの加入を急ぎましたが、作者の強い意向により、仲間が集結するカタルシスを表現するために加入のタイミングが本編6巻となりました。また、作者によれば、本編14巻のダンジョン内での鍛錬の場面は、ヴェルフの内面や成長を全てさらけ出すように描かれています。

二つ名は不冷（イグニス）。