ヘスティア

本作品のヒロインの一人であるヘスティアは、ヘスティア・ファミリアの主神です。彼女のキャラクター設定はギリシア神話の女神ヘスティアーに基づいており、作中でも三大処女神の一人として、炉の女神として竈の炎を司る存在とされています。黒髪のツインテールで身長140cmの幼い外見ながらも巨乳であるため、「ロリ巨乳」と呼ばれ、周囲からマスコットキャラのように可愛がられています。また、ボクっ子という設定もあります。

下界に降り立った当初、ヘスティアは友人であるヘファイストスの元に身を寄せていましたが、怠惰な生活を改めなかったため追い出されてしまいます。その後、同じく路頭に迷っていたベルと出会い、彼を眷族にしてファミリアを設立します。以降、態度を改め、ファミリアの運営と生活のために複数のバイトを掛け持ちし、ファミリアの運営に尽力します。

ベルのために、ヘファイストスに土下座して頼み込み、神（ヘスティア）のナイフを作製してもらいますが、その代償として彼女の店でのタダ働きの義務と2億ヴァリスの個人的借金を背負うことになります。零細のファミリアを運営するミアハやタケミカヅチとは親交があり、一方でフレイヤには苦手意識があり、ロキとは取っ組み合いの喧嘩をするほど仲が悪いです。下界に降り立った神々の中でも根っからの善神であり、天界では誰に対しても平等に接する人物として知られ、神格の高さもあり神々から一目置かれています。

ヘスティアは、神と人の違いを乗り越えてベルと相思相愛になることを夢見ており、彼が想いを寄せるアイズや彼に想いを寄せる女性たちを警戒しています。本編8巻では、神々との愛を怖がらないで欲しいとベルに告げ、ベルに想いが伝わったと勘違いしています。

2015年に本編がアニメ化された際、ヘスティアの外見のトレードマークである「例の紐」が注目され、これによりキャラクターの人気が急上昇し、作者の予想を超える形で本作品が広く知られるようになりました。詳細は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか_(アニメ)#反響・評価」を参照してください。