桂正作（かつら しょうさく）

二年前、違法な爆薬を作り、校舎を爆破しようと試みた際に国木田に逮捕された人物です。彼は逮捕された後、国木田に言われたことを取り消すために、無差別爆弾魔としての噂を流しました。具体的には、探偵社を通じて通行人に爆弾を詰めた旅行鞄を渡し、街中で爆発させる計画を立てました。

この人物はさらに、文と列車の線路にそれぞれ爆弾を設置しました。文の爆弾の起爆ボタンと列車の停止信号機の周波数を一致させることで、どちらか一方しか助けられない状況を作り出し、国木田を精神的に追い詰めようとしました。しかし、国木田は音響弾を活用し与謝野の異能力を呼び寄せ、その結果計画は失敗に終わりました。

その後、探偵社の内部情報を得ようとするドストエフスキーに拉致されましたが、彼は国木田の理想が「本物」であると評価しました。

名前は、国木田独歩の小説『非凡なる凡人』の登場人物に由来しているようです。