神無月 アリン（かんなづき アリン）

16歳で身長156cm、スリーサイズはB83/W56/H84のCカップ。彼女は「トリニティセブン」の一員で、専門術式は聖儀術（カオシック・ルーン）を扱う。「書庫」は憤怒（イラ）で、「テーマ」は崩壊（ルイーナ）、創造（パルタム）、勝利（ウィクトリア）を持つ。彼女の魔道書は「黄昏の真説（ラグナ・ユグドラシル）」で、武装は「魔槍ゲイボルグ」。秘奥義は聖魔崩界（アル・シャイターン）で、通称「天魔番人」と呼ばれる。

彼女は自らを「魔王の嫁」と称し、聖と似た容姿を持つ少女。アラタが入学初日に男性用浴場で初めて出会った際、彼女は天然な性格を見せ、裸を見られても恥じらいや怒りを見せなかった。「難しいのね…」が口癖で、アラタを「だんな様」と呼ぶ。

アラタ、リリス、レヴィ、セリナがアラタの部屋にいる時、学園長から「魔王候補を窮地に立たせることで崩壊現象が起きる可能性がある」と言われ、部屋に結界を張り観察を開始。アラタたちが結界を脱出した翌日、アラタを追いかけ「魔王の伴侶になる」と宣言し、メイガスモードを発動。アラタの魔力を崩壊させ「崩壊現象」を引き起こした。

彼女は家族と過ごした記憶がなく、数年前に突然「自分」を認識し、どこか分からない場所で目覚めた。その後、学園長に連れられビブリア学園へ。道中、正体不明の「外なる魔（アナザー・ワン）」に襲われたことを語っている。

彼女は魔王の番（つがい）とされ、アラタに恋愛感情を抱いている。アラタの言葉に照れたり喜んだりし、彼と一緒にいたいと願っている。短編小説版では「大好きなだんな様」とまで言い切り、他のトリニティセブンとの関係も仲間として受け入れている。

小説版第一巻では、さらなる力を求めて魔道書に“崩壊”の魔力を流し込み「世界樹図書館」に到達。聖儀術の始祖スカサハの残留思念と戦い、神話武装ゲイボルグを入手。後の魔道研究大決戦編では、ユイに魔力の外部制御を任せ、封印を解いて「戦神武装・神王槍グングニル」に変化させ、トリニティに到達。

彼女の正体は「世界樹の巫女」セレスティアの転生体の一部で、最終起動鍵（ラグナロク・コード）の資格を持つ現「世界樹の巫女」。マスター・リベルの調整を受け、神曲門の戦いには遅れて参戦したが、完全なトリニティに達し、ユイの助けなしでゲイボルグをグングニルに変化させることが可能に。

新章では、聖が黒帝焰界の化身となった際にリンクが途切れたことを感知し、傍にいたリーゼに寂しさを吐露している。