坂上 龍太郎（さかがみ りゅうたろう）

拳士としての彼は、空手部に所属し、スポーツマンとしての熱い心を持つ。彼の体格は書籍やアニメではがっしりとしているが、漫画ではやや細身に描かれている。行動的で豪快な性格の持ち主で、細かいことを考えずに行動することが多い。そのため失敗もしばしばだが、失敗を前向きに捉え、すぐに立ち直ることができる。

彼は友人を大切に思うが、時に短慮でデリカシーに欠ける発言をしてしまい、周囲からたしなめられることもある。特に、学校でのハジメに対しては当初良い印象を持っていなかったが、後にハジメの成長を認め、彼に対する敵意を持たなくなる。また、ハジメがハウリア族に特訓を施したことを知り、親近感を抱くようになる。

彼は王都侵攻後、さらなる強さを求めてハジメの旅に同行することを決意する。迷宮探索ではしばしば短慮な行動で罠にかかるが、その度に仲間たちと協力して困難を乗り越えていく。ハルツィナ樹海や氷雪洞窟では、その脳筋ぶりを発揮し、モンスターと素手で戦う姿が見られる。

ハジメにアーティファクトの改造を依頼した際は、素直に感謝の気持ちを表現するなど、感情をストレートに表現する性格でもある。オルクス大迷宮でユエに一目惚れするも、すぐにハジメとの親密な様子を目の当たりにして失恋する。しかし、彼はその事実を受け入れ、前向きに進むことができた。

氷雪洞窟での一件では、不正な手段を試みたためにペナルティを受けるが、その後の行動で試練を乗り越え、変成魔法を手に入れる。この新たな力を使いこなせないながらも、自らを強化するための工夫を凝らし、竜化に近い形で自身を変化させる方法を見つけ出す。