A（エース）

ポートマフィアの幹部で、燕尾服を着た切れ長の目を持つ男。元々はマフィアの賭博場で暴れていた賭博師で、多額の金を上納することで現在の地位を手に入れた。このため、三社戦争の際には真っ先に避難壕に逃げ込むなど、マフィアへの忠誠心は薄く、紅葉からは「マフィアを用心棒程度にしか思っていない」と評されている。

彼はポートマフィアへの裏切りを計画しており、その一環としてドストエフスキーを勧誘しようと目論んだ。ドストエフスキーを捕らえ、イカサマを仕込んだハイ&ローで対決を挑むも、逆に返り討ちに遭う。敗北の原因をドストエフスキーの異能による意識の封じ込めと誤解し、現実世界に戻るために自殺を図る。これは、協力者から得た情報を元にした行動であったが、実際にはドストエフスキーによる偽情報であり、自ら命を絶つ結果となった。

異能「宝石王の乱心（ほうせきおうのらんしん）」を持つ。自ら進んで彼の持つ首輪を装着した者（彼らを奴隷のように扱い「部下」と呼んでいた）の寿命を、同等の価値を持つ宝石に変換する力である。