鳴海 真琴（なるみ まこと）

月鬼ノ組の鳴海真琴は、19歳の軍曹であり、三叉槍状の鬼呪装備「玄武針」を持つ。彼はシノア隊と初めて出会った際、チームワークが取れていない彼らや、敬語を使わない優一郎に対して厳しい態度を取っていた。しかし、後に彼らの働きを評価するようになる。

鳴海は帝ノ月の信徒であり、グレンに対する忠誠心が強い。名古屋戦ではシノア隊と共に第十五位始祖のルカルを討伐することに成功するが、第十三位始祖のクローリーとの戦いでは撤退を余儀なくされる。撤退中にミカエラと遭遇し、彼を迎え撃とうとするがシノアたちに阻止される。その結果、吸血鬼の奇襲を受け、チームメイトの弥生と鍵山が殺害され、さらに名古屋空港で秀作と利香が〈終わりのセラフ〉の生贄にされる。

その後、鳴海はシノア隊と共に帝鬼軍を離反し、ミカエラと行動を共にする。フェリドの勧誘を受けて大阪へ向かい、到着後は拷問にかけられたクルルとフェリドの救出、及び第五位始祖キ・ルクの討伐を試みる。フェリドの救出には成功するが、クルルの救出とルクの討伐には失敗する。

フェリド救出後、鳴海はグレンの実家に滞在し、そこで〈第六のラッパ吹き〉と交戦し勝利する。彼は「罪鍵」を回収し、帝鬼軍へ帰還する。