狭間 綺羅々（はざま きらら）

出席番号18番の彼女は、黒髪のウェーブヘアと鋭い目つきが特徴の女子生徒です。彼女は陰気な雰囲気を漂わせ、「人間の闇」と呼ばれるネガティブな側面に興味を持っています。子供の頃から夜道で出会うと怖がられることが多く、「ミス肝試し日本代表」というあだ名がついていました。

彼女は活字が好きで、読書と黒魔術を趣味としています。将来は図書館の司書になることを目指しており、脚本作りも得意です。ただし、その作風はブラックでダークなものが多く、心に残る印象を与えます。読書好きなため語彙が豊富で、辛辣な表現で相手を言葉攻めすることもあります。

彼女の性格が形成された背景には、メルヘン趣味の母親の影響があるとされています。母親は気に入らないことがあるとヒステリックになり、それが彼女の人格に影響を与えたと彼女自身が述懐しています。

しかし、彼女はクラスメイトとの交流を嫌っているわけではありません。キラキラネームで悩む木村を励ますなど、面倒見の良い一面も持っています。作中では他の女子との絡みは少ないものの、ペットのタランチュラが大量の子供を産んで家がパニックになった際には、倉橋が助けに来るなど、女子ともそれなりに交流があります。

寺坂、村松、吉田と同様に、彼女も当初は殺せんせーに反抗的でしたが、殺せんせーがE組の環境を改善するにつれて、その反抗心は薄れていきました。その結果、一時期寺坂とは距離を置くようになりましたが、彼が改心した後は再び行動を共にしています。

7年後、彼女は図書館職員として働いています。