神崎 有希子（かんざき ゆきこ）

出席番号8番の彼女は、黒髪のロングヘアーが特徴的で、清楚な雰囲気を持つ女子生徒です。彼女の穏やかな笑顔は多くの人を魅了し、E組のマドンナとして知られています。男子生徒の間では「クラスで気になる女子ランキング」で常にトップに立ち、女子生徒からも非常に人気があります。クラスメートの杉野も彼女に好意を寄せて告白しましたが、彼女はその告白に気づかないほど鈍感です。

かつては成績優秀な生徒でしたが、虚栄心の強い弁護士の父からのプレッシャーに耐えられず、家庭の問題に悩まされていました。2年生の夏休みには、姿を変えてゲームセンターで遊びに没頭し、その結果E組に落ちてしまいました。当初はそのことを後悔していましたが、修学旅行で茅野と共に不良グループに拉致された際、殺せんせーと渚たちに救助されました。そのときの殺せんせーの言葉により、「大切なのは自分自身が前を向いて努力すること」と気づきます。

その後、彼女は仕事人間の父に代わって祖母の看病をした経験から介護士を目指すようになりました。父は彼女が弁護士になることを望んでいましたが、彼女は自分の進路を貫き、父と衝突することもありました。また、暴力的な圧力に屈せず、鷹岡の授業を拒絶するなど、芯の強さを見せるようになりました。

彼女はゲームに関しても非常に強く、心理ゲームやNGワードゲームなど、あらゆるジャンルで優れた才能を発揮しています。成績も比較的優秀で、一学期中間テストではクラス女子2位、国語は学年23位、期末テストでは2位を獲得しています。しかし、父を始めとする男性からの災難に遭うことが多く、「男運が無い」と周囲から評されています。

7年後、彼女は看護・介護系の仕事に就いています。