マルロ・フロイデンベルク (Marlowe Freudenberg)

ストヘス区の憲兵団支部に配属されたアニの同期である新兵の男性。特徴的な髪型は、前髪を整え、襟足を刈り上げたおかっぱ風スタイルです。

彼は腐敗が蔓延する憲兵団を改革することを目指し、出世を狙う高い志と正義感を持っています。性格は生真面目で潔癖すぎる一面もありますが、目的を達成するためには自身の信条を柔軟に曲げることができる思慮深さも持ち合わせています。

配属後、飲んだくれの上官から指揮を任され、エレンの護送に向かいますが、その途中で女型の巨人が出現します。ナイルに代わり、新兵たちとともに状況を探りに行きますが、調査兵団に追い返されます。その後、王政に反乱・逃亡した調査兵団の捜索に出動した際、逆にリヴァイたちに捕えられますが、正義が調査兵団にあると確信し、リヴァイへの協力を申し出ます。ジャンからはエレンに似ているという点で協力を認められ、クーデター成功の立役者の一人となりました。その後、ヒッチの説得を振り切って調査兵団に転属します。ヒッチの感情を察したサシャたちにからかわれますが、マルロ自身は全く理解しておらず、その鈍さに周囲をあきれさせました。

調査兵団に転属後、ウォール・マリア奪還作戦でエルヴィンと新兵たちと共に獣の巨人に特攻しました。エルヴィンが倒れても周囲を扇動して突き進みましたが、最期は獣の巨人の投石で頭部を吹き飛ばされて戦死しました。

ヒッチの不真面目な言動に呆れ、その度に嫌味や皮肉で応じていました。しかし死の間際には、まだ眠っているであろう彼女の姿を思い浮かべ、心の底では憎からず思っていたことがうかがえる描写があります。

アニメ版では、アニとの会話や演出が追加されています。