ナイル・ドーク (Nile Dok)

憲兵団の師団長である彼は、身長177cm、体重80kgの人物です。彼は巨人や壁外の状況よりも、壁内の秩序を重視する傾向があります。世論を敏感に察知する能力に優れており、エレンの巨人化能力を理由に、彼を一般の人類として扱うことに反対する立場を取っています。特別兵法会議では、エレンを生体解剖した後に処分することを主張しました。

ストヘス区でのアニ捕獲作戦の際には、異常事態に戸惑いながらもエルヴィンに詰め寄る姿が描かれています。アニメ版では、作戦を実行したエルヴィンを逮捕し、ストヘス区にいる全憲兵団を住民の避難と救助を最優先に現場へ向かわせる指示を出しました。

彼はエルヴィンと訓練兵時代を共に過ごし、かつては共に調査兵団を目指していました。妻のマリーは、彼が通っていた酒場で働いていた女性で、若い頃のナイルとエルヴィンにとって憧れの存在でした。彼女との恋を選んだことで、ナイルは憲兵団の道を進むことになりました。マリーは現在、3人目の子供を妊娠しています。

ウォール・ローゼの東区に住んでおり、ピクシスらの策略でウォール・ローゼが突破されたという虚報が流れた際、家族を守るために門封鎖を阻止する側に立ちました。ヒストリア王朝成立後も憲兵としての職務を続けています。

マーレ編でも登場し、現在も憲兵団団長として活動しています。ジークの脊髄液入りワインを飲んでいたため、行動が制限されイェーガー派に拘束されました。マーレ軍のパラディ島奇襲の際に解放され、捕虜のファルコを守りながら前線に向かいました。その際、コルトたちを見つけ、ファルコの兄と知ると彼らを合流させて逃がしました。その後、前線でマーレ軍と交戦中にジークの「叫び」で巨人化し、カヤを追い詰めて捕食しようとしましたが、ガビの対巨人ライフルによって命を落としました。