クレメネ

異世界のドラゴンである彼は、人間の姿になると面長で痩せ型の青年に変身します。彼は「調和勢」に属していますが、エルマに比べて過激な思想を持つ「屠竜派」の一員です。彼の目的は敵対する竜を殺すことであり、そのためには不干渉の掟を自分勝手に解釈して破ることも厭いません。

彼は弱ったイルルを執拗に追い回し、いたぶり殺そうとしました。しかし、小林さんがイルルを庇ったため、小林さんを傷つけてしまいます。さらに、トールに関する禁句を口走ったことでトールの怒りを買い、全身の骨を折られ、角の片方を根元からむしり取られました。その後、記憶を消されて異世界に送り返されました。彼の実力は、イルルが本来の力を持っていれば勝てない程度です。

その後、しばらくして彼はテルネの従者として小林さんたちの元を訪れますが、記憶を消されていたためトールたちのことを覚えていません。初対面時の一件を覚えているイルルからは、再びボコボコにされてしまいます。