杉野 友人（すぎの ともひと）

出席番号13番の彼は、元野球部の投手で、特に変化球が得意な男子生徒です。球速はそれほど速くないものの、カーブやスライダー、チェンジアップなどを巧みに操ります。性格は明るくフレンドリーで、渚の親友の一人として知られています。彼はE組の男子の中で渚から呼び捨てにされる数少ない人物であり、よく一緒に行動しています。彼の特徴として、常に両手首にリストバンドを巻いていることが挙げられます。

彼は神崎に好意を寄せており、告白もしていますが、彼女には全く気づかれていない片思いの状態が続いています。7年後もその状況に変化はありません。

彼は元々野球部のエースでしたが、球速の遅さが原因で相手チームに打たれることが増え、レギュラーから外される経験をしました。このことから投手としての自信を失ってしまいます。さらに、渚の情報を基に、対先生BB弾を埋め込んだボールで殺せんせーを暗殺しようと試みますが失敗し、さらに落ち込んでしまいます。

しかし、ニューヨークでスポーツ観戦をしてきた殺せんせーの指導を受け、「才能の種類は一つではない」と気づかされ、再び野球に前向きになります。その後、市のクラブチームに入団し、高い技術を身につけます。球技大会の後には旧友の進藤と和解し、一学期期末テスト前には五英傑の動きを警告してきた進藤に対し、大丈夫だと伝え、互いに健闘を称え合いました。

7年後、彼は変化球を活かして大学野球でエースとなり、プロからもスカウトが来ています。大学卒業後はそのままプロ入りを果たしています。