桜庭 華子（さくらば はなこ）

八虎と同じDクラスの生徒である桜庭華子は、初めて見た八虎が「すっげ美少女」と思うほど整った容姿を持つ。ロングヘアでスタイルも良く、正統派美少女として知られている。藝大を志望していたが、二浪の末に受験に失敗し、バイト先の本屋で正社員として働くことが決まったため、三浪はせずに藝大入学を諦めることにした。

節約のために制服をつなぎ代わりに着ていたため、他の生徒からは高校生だと思われていた。美人であるため、バイト先の本屋では初出勤時に「ビーナス」と呼ばれていたが、貰い物の奇抜な服ばかり着ていたため、1ヶ月後には「廃課金アバター」と呼ばれるようになった。絵を描く際は制服やツナギを着用することが多い。

桜庭はあまり他人と関わり合おうとせず、無口だが、東京美術学院の講師である大葉先生には信頼を寄せている様子が見られる。受験終了後に東美に自分の作品などの荷物を取りに来た際、同じDクラスの岡田さえや石井啄郎は車で荷物を取りに来ていたが、桜庭は気合いで持ち帰ると言っていた。節約のためか、体力に自信があるためか理由は不明である。

また、Dクラスの受験の息抜きで骨の博物館に行った際、八虎の次に到着し、集合時間をおおよそ守っていたことから、基本的には真面目な性格であることがうかがえる。