谷崎潤一郎（たにざき じゅんいちろう）

18歳の元学生で、少し大きめのTシャツと垂れ目が特徴的な少年です。

誕生日は7月24日で、身長は174センチメートル、体重は59キログラム、血液型はA型です。好きなものは鱧、中華料理、猫で、嫌いなものは地震です。

探偵社では張り込みや依頼の聞き取りなど、手下のような役割を担っています。探偵社の「東のへたれ」として知られています。常に妹のナオミと行動を共にしており、彼女が撃たれたり行方不明になったりすると、狼狽し大胆な行動を取ることがあります。妹への思いは非常に強いです。

異能の特性から潜入や隠密行動に優れており、敦が白鯨に乗り込む際には小型飛行機の操縦も担当しました。また、暗殺にも高い適性を持っています。ポートマフィアに包囲された際には一人残って彼らを説得し、異能を駆使して黒蜥蜴の3人を翻弄し鷗外の暗殺を図りましたが、紅葉に阻止され斬られそうになったところを鏡花に助けられました。その後、ポートマフィアとの戦いに参加することを決意し、与謝野や賢治と共に再度ポートマフィアの潜窟に突入しました。

探偵社が《天人五衰》によって犯罪組織の汚名を着せられた後、国木田らと共に逃走を図りましたが、鐵腸と条野に捕まりました。その後、鐵腸を道連れに自爆した国木田に真相の究明を託されました。与謝野や賢治と共にマフィアに保護された後、猟犬の追跡から逃れるため、探偵社の再建を誓って二人と別れました。マフィアが用意した廃村に賢治と共に隠れていましたが、鷗外から探偵社と合流するように連絡を受け、ポオの異能による探偵社空間で社員と再会しました。その後、空港で国木田と共にブラムと文を探している最中に福地に捕まり人質とされました。

**細雪（ささめゆき）**

この異能は、周囲に雪を降らせ、その空間をスクリーンのようにして幻影を投影したり、風景や自分自身に背景を上書きすることができます。直接的な攻撃力はありませんが、非常に実力のある者でもその幻像を見破ることは難しいです。広津はこの異能を「恐ろしく暗殺に向いている」と評価しています。能力名はキャラクターと同名の文豪、谷崎潤一郎の長編小説から取られています。