シオン（紫苑）

かつて大鬼族に仕えていた彼女は、リムルによって名付けられ、鬼人族へと進化した。その結果、紫色の瞳と黒曜石のような角、そして長い紫髪をポニーテールにしたモデル体型の女性に変わる。リムルの魔王種への進化に伴い、彼女も悪鬼へと変貌し、リムルから魂を受け継ぎ、闘霊鬼として覚醒。聖魔十二守護王の一員として「闘神王」の称号を得る。

外見は冷静沈着な美女として知られるが、力ずくで物事を解決しようとする悪癖がある。料理は苦手で、リムルの主要な秘書として働きながらも、実務能力は同僚のシュナに劣る。過激な言動が目立ち、問題児としてリムルに扱われることも。ファルムス王国の襲撃で命を落とすが、リムルの魔王種への進化のきっかけとなり、蘇生後はほぼ不死身の存在として復活する。蘇生により残虐性が増すが、リムルの説得により次第に安定を取り戻す。

戦闘では「剛力丸」という大太刀を使用し、その怪力で圧倒的な戦闘を展開する。魔素量では仲間の中でベニマルを超え、非常に強力な存在となる。彼女は「料理人」というユニークスキルを持ち、結果を直接導く能力を有する。しかし、リムルに危険を及ぼす可能性があると判断され、究極能力の獲得は保留される。リムルが時空の彼方に飛ばされた際、彼女は怒りを感じ、シエルにかけられた封印を解除し、敵のエネルギーを自分のものに変える「暴虐之王」という究極能力を手に入れる。