シュナ（朱菜）

かつて大鬼族の姫であり、ベニマルの妹である彼女は、リムルの配下として書籍の第2巻で登場する。リムルによって名付けられ、鬼人族へと進化。その結果、身長155センチの小柄な美少女に変わり、薄桃色の髪と真紅の瞳、白磁の二本角を持つようになる。リムルが魔王種へ進化したことで、彼女も妖鬼へと進化する。

彼女は心優しく控え目な性格だが、怒るとその怖さは計り知れず、笑顔のままで怒気を発するタイプである。リムルの秘書として業務を一手に引き受け、シオンとはリムルを巡って競い合うことも。リムルの外遊には常に同行し、その気品と礼儀正しさで外交の場でも大いに頼りにされる。また、薬草に精通しており、裁縫や料理にも長けているため、魔国連邦の生産事業では絹織物や調理研究の指揮を執る才女である。

戦闘には直接参加しないが、扇子を武器として使用し、ハクロウから実戦形式の柔術を学んでいるため、近接戦闘の能力は高い。また、効率的な魔法スキルの運用にも長けており、アダルマンと共にリムルから信仰と恩寵の秘奥を授けられ、神聖魔法を習得している。物や魔法を目視で解析し、すぐに使用できるユニークスキル「解析者（サトルモノ）」と、物質の変換・融合・分離を行い新たな素材を生み出すユニークスキル「創作者（ウミダスモノ）」を持つ。書籍の第21巻では、ラミリスの想いを察知し、フェルドウェイに支配されたディーノを救う決意を固め、その決意により「解析者」と「創作者」を統合した究極能力「導之巫女（ヤオヨロズ）」を獲得する。