才川 リコ（さいかわ リコ）

朧塚小学校に通う小学3年生の女子児童で、カンナのクラスメイトであり、親友となる。広い額が特徴のお転婆な少女で、高飛車で唯我独尊な性格からクラスメイトにはあまり好かれていない。しかし、実際には素直になれず、皆と仲良くしたいと思っている。学業や運動も優秀で、空手の大会で優勝した経験もある。

彼女はドラゴンや魔法使いといった異世界の存在を知らない数少ないキャラクターの一人である。カンナの保護者として紹介された小林さんを母親と誤解しており、トールやイルルの正体にもあまり関心を持たずに接している。実姉のジョージーを普段は「ジョージー」と呼んでいるが、時折「お姉ちゃん」と呼びそうになることもある。

カンナが転校してきた当初は、その優秀さに嫉妬し、突っかかることが多かったが、カンナを泣かせてしまったことで態度を改め、友人となる。以来、カンナからのスキンシップや好意に対して身悶えることが多くなり、友情が行き過ぎて「結婚したい」とまで言うようになる。

アニメ版では、カンナを溺愛するあまり「ぼへえぇぇ」と叫び悶えるのが定番となっており、このキャラクター像はスピンオフ作品にも引き継がれている。イルルと仲良くなってからは、イルルのスキンシップや言動にも同様の反応を示す。

スピンオフ作品『カンナの日常』では、カンナの親友として多くの出番があり、キャラクター設定やエピソードも大幅に補完されている。カンナについて疑問を抱くこともあるが、その可愛さの前に大概スルーしてしまう。