ロイ・ヴァレンタイン

ルイとロイは兄弟であり、1500年にわたって特異な支配体制を築いていた。ルイは法皇として人間界を守り、ロイは「鮮血の覇王」として魔王ルミナスの代理を務めていた。この役割分担により、二人はそれぞれの世界でバランスを保っていた。

しかし、物語が進むにつれて、ロイは第6巻で魔王たちの集まりに出席する。この会合で、彼はミリムとヴェルドラの行動により、思わぬ形で正体が明かされてしまう。その後、自信過剰が仇となり、ラプラスという強敵に奥の院で遭遇。ロイはラプラスの真の力を見誤り、戦いに敗れて命を落とす。