竹林 孝太郎（たけばやし こうたろう）

出席番号14番の男子生徒は、丸眼鏡を掛けたオタクで、二次元を愛しています。普段は無口で目立たない存在ですが、E組では成績が良く、時折クラスの頭脳として活躍します。彼の素顔は整った顔立ちをしています。寺坂とは以前対立がありましたが、寺坂が改心した後は一緒にメイド喫茶に行くほど仲良くなりました。

彼の実家は代々病院を経営しており、兄2人は東大医学部に通っています。彼自身も医療知識が豊富で、普久間島ではクラスメイトの応急処置を行いました。しかし、要領が悪く、家族からは「家一番の出来損ない」として期待されず、無視され続けてきました。そのため、「家族に認められたい」という強い想いを抱いていました。一学期期末テストでは片岡と並んで学年総合7位を取り、E組トップになりましたが、暗殺の授業ではE組最下位など伸び悩んでいました。

二学期開始直前、理事長から本校舎復帰の勧めを受け、A組に移籍しました。創立記念集会で「E組を侮辱し、E組管理委員会の設立を促すスピーチをする」という理事長の依頼を一度は受け入れました。しかし、E組の生徒たちが心配して様子を見に来てくれたことや、殺せんせーに諭されたことで考えを改め、本校舎の授業スタイルへの不満も相まって、自分の本心を全校生徒の前で打ち明け、理事長室から持ち出した盾を破壊するという行動を起こし、E組に復帰しました。

その後、爆発物の使用責任者に名乗りを上げ、暗殺にも積極的に取り組むようになりました。爆発物を用いた活躍が様々な場面で見られ、他の暗殺スキルでもE組上位に入るものが増えました。テレビアニメではこれらの経緯は直接描かれませんでしたが、後にdTVで短編アニメシリーズとして配信されました。

高校受験では、国内最難関校を受けましたが、プレッシャーからマークミスをして不合格となりました。その際、殺せんせーの提案で行われた受験NGワードごっこで怒りが頂点に達し、殺せんせーが恐怖を覚えるほどの殺気を放ちましたが、そのことで第一志望を不合格になったショックから立ち直りました。その後、第二志望であった磯貝と同じ高校に合格したようです。

7年後、彼は医学生となり、医療研究機関で奥田と共に人工血液を開発しています。