ティア

彼女はカザリームによって妖死族に生まれ変わり、中庸道化連の一員として活動している。涙目の道化（ティアドロップ）という異名を持ち、素早い動きが得意で、特定の条件下で身体能力を3倍に引き上げる「楽天家（ムチナルモノ）」というユニークスキルを有している。精神的には未熟な面がある。

物語の序盤では、フットマンたちと共にフォビオを扇動し、カリュブディスの復活を図るなど、ジュラの大森林で混乱を引き起こす。書籍の第6巻では、フットマンと共にユーラザニア国の戦場を監視していたが、カリュブディス事件で騙したフォビオに発見され、彼との戦いは接戦となるものの、決着をつけることなく撤退する。第10巻では、ルベリオス国を襲撃し、クロノアを攻撃してレオンとの争いを誘発する。第15巻では、近藤に逆らえず、アンリエッタやゴブアとの戦いでは全力を出さずに戦う。エルドラドでの戦いでは、フットマンの肉体を乗っ取った魔導大帝ジャヒルによって重傷を負い、治療のために魔国連邦へ移住する。その際、リムルによって吸収されたクレイマンの情報子が彼女に移植される。

彼女の前世はカザリームの侍女であり、姫だった頃の記憶はほとんど残っていない。