アステリオス

黒い猛牛（ミノタウロス）の異端児は、オラリオを代表する冒険者たちを次々と打ち負かす実力を持ち、Lv.7に匹敵する強さを誇ります。彼は異端児の中でも新参者ですが、その力は群を抜いています。作者の大森は、本作品の着想段階からミノタウロスに特別な位置付けを与えており、ベルの好敵手としてミノタウロスを選びました。彼を第三部の猛牛（ヒロイン）と位置付けています。

ベルが冒険者として駆け出しのころに戦った片角のミノタウロスの記憶を持ち、ベルとの再戦を夢見ています。彼の名前も、前世の最期に見たベルのファイアボルト（雷光）に由来しています。本編11巻では、ベルと再会し、自身の想いを伝えて再戦を申し込みます。瀕死で片腕を失った状態ながらも、ベルとの一対一の戦いに勝利します。次回の決着をベルに告げた後、フェルズに右腕を治療してもらい、ダンジョン深層で修行に励みます。

しかし、クノッソス最終戦に参戦するために呼び戻され、リドたちの必死の説得によりベルとの再戦を思い止まり、精霊の分身を討ち取ります。