ウーリ・レイス (Uri Reiss)

ロッドの弟である彼は、父から「始祖の巨人」と「世界の記憶」を受け継ぎました。842年に姪のフリーダにその力を継承させるため、彼は彼女に喰われて命を落としました。

彼は自らが継承者となることを選ばず、兄に「祈る」よう託しました。かつては兄と共に巨人を駆逐することを望んでいましたが、「記憶」を受け継いだ後は「不戦の契り」に縛られ、世の中を憂いながらも父と同じく行動を起こすことはありませんでした。

また、彼は王政に反逆していたケニーを中央憲兵として採用し、レイス家の戦力に加えた人物でもあります。世界を統べる立場にありながら、彼の寛容で謙虚な精神は、ケニーの荒んだ心にも大きな影響を与えました。