カリオン

数百年前、ミリムとカザリームの推薦で新世代の魔王になった獅子の獣人族は、獅子王（ビースト・マスター）として知られています。彼は異母兄のグラディムを追放し、ユーラザニア国の王位に就きました。彼は素直で実直な性格ですが、直情的であり、強さを求める本能を持っています。

物語が始まると、彼は自らの勢力を拡大しようとするクレイマンの計画に賛同し、フォビオをジュラの大森林に派遣します。しかし、フォビオの暴走を収めた後、リムルと出会い、彼の救出に感謝して魔国連邦との友好関係を築きます。その後、ミリムとの一騎打ちに敗れ、フレイに連れ去られますが、これが実はミリムとフレイの策略の一部であり、彼は死んだふりを協力します。

魔王としての力量に疑問を感じた彼は、自ら魔王の座を降り、ミリムの配下となります。その後、ミリムの指示で「獅子仮面（ライオンマスク）」として魔国連邦の武闘大会に出場しますが、ゴブタとの戦いで棄権し、ゴブタの修行に付き合います。ミリムとフレイとの関係も改善し、共に成長を目指すことになります。

フレイと共に東の帝国の迎撃戦に出陣し、グラディムを撃破します。この戦いでグラディム配下の魂を得て、覚醒魔王へと進化し、光属性の上位聖魔霊である光霊獣となります。ラミリスの迷宮で覚醒した力を己のものとし、ミリム勢の総大将として大将軍の地位に就き、全軍の指揮を任されています。