ニコライ・ゴーゴリ

《天人五衰》のメンバーで、白いマントを身にまとい、右目をカードで隠している。彼の話し方はくだけた口調が特徴的だ。唯一の理解者であり親友のドストエフスキーからは、「神に争い自分を見失う為に戦っている」と評され、「道化師」と呼ばれている。

年齢は26歳で、誕生日は4月1日。身長は184センチメートル、体重は68キログラム、血液型はB型。好きなものは奇術、演劇、人が驚く顔、クイズ、ピロシキ。嫌いなものは洗脳、隷属、自由でないこと。

彼は変装が得意で、半年間司法次官の斗南の秘書として活動しながら、探偵社の情報を斗南ら秘密会議の手の者たちに流していた。自首する虫太郎を乗せたパトカーを襲撃し、彼を拉致。その後、地下通路で敦の前に現れ、異能を駆使して敦の動きを封じた。主犯格として斗南や人質の前に現れるが、いつの間にか人質の一人となり、国木田達や斗南の前で鎖鋸で上体を切断された。

作戦ではその際に死ぬはずだったが、感情という洗脳から自由であることを証明するため、親友ドストエフスキーを殺すことを決意。自らの異能で隙間を作り、別の人間の切られた胴体を接続するトリックで死んだように見せかけ、独自に行動を開始する。天空カジノから落下するシグマを異能で救出し、ドストエフスキーの異能を探るように要請した。

異能を使い、シグマと共にムルソーに侵入し、さらに太宰とドストエフスキーを独房から出すと、2人に致死毒を注射した上での脱獄レースを提案。先にやって来たドストエフスキーを一旦は見送るものの、吸血種が彼を刺し、さらに現れた太宰と中也と共にドストエフスキーの乗ったヘリが爆発するのを目撃することとなった。

彼の異能「外套」は、最大30メートルの範囲で外套の布面と離れた空間を接続する能力である。この能力名は、キャラクターと同名の文豪、ニコライ・ゴーゴリの小説から取られている。