浅野 学秀（あさの がくしゅう）

椚ヶ丘中学の生徒会長である彼は、理事長の息子でありながら、父親とは「浅野君」「理事長」と呼び合うほど険悪な関係にあります。全国模試で1位を獲得するほどの秀才で、一学期中間試験でも学年トップの成績を収めました。彼は広い交友関係を持ち、海外に多くの友人がいるため、英語、フランス語、ポルトガル語、韓国語を話すことができます。さらに、武道にも精通しており、E組の生徒たちを軽々と打ち負かすほどの身体能力を持っています。

表向きは爽やかな優等生として振る舞い、周囲からの信頼を得ていますが、実際には傲慢で策略家な一面を持ち、父親である學峯をも支配しようとしています。しかし、彼は學峯の厳しい制裁を恐れてもいます。父親の妨害に対抗するため、自らの人脈と知恵を駆使して戦いを挑み、敵味方問わず高く評価されています。A組を駒のように扱いながらも、彼らに対する思いやりを持ち、人望も厚く、敗北を経て結束を強めています。

一学期期末テストでは、學峯の指示でA組の自主勉強会を開き、成績向上に努めていました。しかし、學峯がE組に過度に介入していることや、殺せんせーの存在を隠しているのではないかと疑念を抱いていました。そんな中、荒木たちがE組に賭けを持ちかけたことを利用し、勝利してE組をA組の支配下に置こうとしましたが、期末テストで荒木たちが足を引っ張り、賭けに敗北しました。その結果、學峯から侮辱され、E組に対する敵意を燃やしましたが、体育祭でも敗北し、リーダー失格の烙印を押されてしまいます。

文化祭を経て、學峯の教育方針に疑問を抱くようになり、E組に「父の教育方針を壊して欲しい」と頭を下げて依頼します。二学期期末試験では、カルマに順位を抜かれ、学年トップの座を失いましたが、これを機に學峯の教育方針を拒絶し、殴られるも「やっと父親らしいあんたを見れた気がする」と言います。その後、學峯が殺せんせーの教育方針とE組を認めたことで、父子関係が改善し始め、「父さん」と呼ぶようになります。

殺せんせーの存在が公になった後、E組の秘密を知り、卒業式ではE組を取材しようとするマスコミに対し、A組を率いて擁護しました。高校ではカルマとトップ争いを続け、卒業後はマサチューセッツ工科大学に留学し、シリコンバレーで起業しています。