小山 夏彦（こやま なつひこ）

陰気な男子生徒で、生物部の部長を務める彼は、一学期中間試験で総合5位を獲得した。彼の特徴は、厚い眼鏡と乱杭歯を見せる下品な笑い方で、暗い雰囲気にぴったりの陰険な性格を持っている。彼は徹底した暗記主義者で、理科の勉強は暗記で十分だと豪語している。記憶力が非常に高く、一学期中間テストのE組生徒の教科ごとの順位を覚えていたり、文化祭では1000人の客を呼べると自信を持っていた。

中学2年までは冴えない生徒で、容姿のことで他の生徒から粗雑に扱われていた。1年のころは同じクラスの寺坂にこき使われていたが、成績不振の寺坂を見下していた。2年生の時に学秀と出会い、性格が変わり、成績不振者を見下すようになった。学秀には強い恩義を感じている。彼はキモメンとされているが、五英傑の肩書のおかげで女子からもそれなりにモテているらしい。中間試験でカルマに4位を奪われたことに対抗心を抱いている。

期末テストの勉強中に図書館でE組のメンバーに絡んだが、理科で奥田に抜かれ学年3位に落ちた。一方で、カルマが自滅して順位を落としたことで雪辱を果たした。しかし、二学期期末試験で学年5位以内からさらに転落し、他のA組の生徒や五英傑のメンバーと共に改心し、性格が丸くなり表情も穏やかになった。

大学卒業後は製薬会社に就職し、新薬開発のために長髪を切り、美に目覚め、歯列矯正やエラ削りまで行ったらしい。