ベルトルト・フーバー (Bertolt Hoover)

黒髪で背の高い16歳の少年。身長は192cm、体重は81kg。12月30日生まれで、第104期訓練兵団を3位で卒業した。彼はどんな分野でも優れた能力を発揮するが、他人に判断を任せがちで、積極性に欠けるところがある。温厚で控えめな性格のため、あまり目立つことはなく、同郷のライナーと一緒に行動することが多い。

彼は運動能力を活かして憲兵団に入団し、特権を得ることを目指していたが、訓練兵団を卒業後、調査兵団に入団することを選んだ。寝相が非常に悪いことでも知られている。

実は彼は「超大型巨人」の巨人化能力者であり、845年に壁を破壊して人類を危機に陥れた張本人の一人だった。ライナーやアニと共に「始祖の巨人」の奪還を目的に壁内に潜入していた。ウォール・ローゼの上でライナーと共に正体を明かし、エレンとユミルを拉致するが、調査兵団とアルミンの挑発によりエレンを奪い返される。その後、巨人の群れに襲われるが、ユミルに助けられウォール・マリアのシガンシナ区まで撤退する。

ウォール・マリア最終奪還作戦では、巨人化時の爆風で調査兵団を追い詰め、生き残ったエレンたちを圧倒するが、アルミンの捨て身の作戦によりエレンに捕らえられる。最期は手足を切断され、動けない状態で仲間に助けを求めるが、巨人化したアルミンに捕食されて命を落とす。

幼少期には射撃の才能を認められ、戦士候補生に選ばれた。この頃からライナーやアニと親しくしていた。故郷には病気の父がいたが、「名誉マーレ人」として手厚い看護を受け、息を引き取ったとされる。

最終決戦では、始祖の巨人によって再生された歴代の9つの巨人の一人として「超大型巨人」の姿で登場。最初はエレンの操り人形としてアルミンたちと敵対するが、アルミンの説得を受けたジークの想いに応え、始祖討伐に協力した。