フィン・ディムナ

ロキ・ファミリアの団長であり、ファミリアの最古参メンバーの一人。年齢は40代だが、黄金色の髪と碧眼を持つ幼い少年のような外見の小人族で、その泰然とした穏やかな物腰がカッコよくて可愛いと評され、オラリオの女性冒険者たちの間で人気が高い。初登場時のステイタスはLv.6で、エニュオによる動乱の鎮圧後にLv.7へとランクアップする。ゲーム『メモリア・フレーゼ』のナイツ・オブ・フィアナ編では主人公を務める。彼の名前はケルト神話のフィン・マックールに由来する。

架空の女神フィアナと同等の名声を得て、小人族の象徴となり、衰退した小人族を再興するという野望を抱いている。後継者となる子孫のことも考慮しており、密かに小人族の嫁を探している。彼の二つ名は神々の発案ではなく、ロキに掛け合って強引に得たもので、そのために自分を「人工の英雄」と卑下していた。しかし、片角のミノタウロスとの戦いや異端児に対するベルの行動を目撃した後、ベルに感化され、「本物の英雄」を目指すためにフィアナを超えた存在になると決意する。

戦闘では主にパーティの指揮官を務める。非常に頭が切れ、計算された戦略や戦術が得意だが、親指の疼きに基づく直感的判断も重視する。指揮官として、自ら先頭に立って味方を鼓舞し、仲間の士気を高める天才でもある。個人としては、小柄な体格を活かした素早い身のこなしと長槍を組み合わせた戦法を用いる。また、指揮官として正常な判断能力を失うことを代償に、戦闘意欲が引き出され、全能力が超高強化される魔法を駆使する。

彼の二つ名は「勇者（ブレイバー）」である。