アルマ (Alma)

ヒストリアの実母であるアルマは、もともとレイス家の使用人でした。彼女はロッド・レイスと関係を持ち、ヒストリアを出産しましたが、正妻や側室になることはありませんでした。そのため、レイス家の領地内にある牧場で、父母とヒストリアと共に暮らしていました。しかし、彼女は自分の立場が不安定であることを不満に思い、ヒストリアの存在がその原因だと考えていました。そのため、母親としての役割を放棄し、ヒストリアに対して憎しみを抱いていました。

845年、レイス家がグリシャの要求を拒否し、ロッド以外の家族全員が殺害された後、ウォール・マリアが陥落しました。その直後、ロッドがアルマを迎えに来ましたが、アルマは事件の詳細を知らされておらず、突然の訪問に動揺していました。その際、中央第一憲兵のケニーが現れ、アルマの喉を掻き切って殺害しました。ヒストリアはその一部始終を目撃し、アルマは最期までヒストリアに対して怨嗟と拒絶の言葉を残しました。