ジョン・スタインベック

「組合」の職人から現在は「組合残党」の暫定リーダーとなった21歳の青年。農家の風貌で、トレードマークのハンチング帽を被っている。誕生日は2月27日で、身長175センチメートル、体重64キログラム。血液型はA型。彼の好きなものは家族、葡萄、農業、そして聖書。嫌いなものは孤独、貧困、資本家である。

彼は「組合」の仲間ラヴクラフトと共に、武装探偵社の事務員を襲撃し、Qと自らの異能を駆使して「横浜焼却作戦」を遂行しようとしたが、太宰と中也の介入により失敗する。

故郷に住む大家族を支えるために「組合」に参加したが、金銭で全てを解決しようとするフィッツジェラルドには反感を抱いていた。しかし、彼の家族愛とその結末を目の当たりにしたことで考えを改め、「組合」が崩壊し始めた際に立て直しを決意し、暫定リーダーに就任する。しかし、フィッツジェラルドが覇気を取り戻してもその性格が変わらないことに失望し、フィッツジェラルドの敵対者となることを決意する。

彼の異能「怒りの葡萄（いかりのぶどう）」は、葡萄の種を植え付けて宿主と樹木の感覚を共有する能力で、自分の体に植え付けることで枝や根の操作も可能である。この異能は地上の振動を通じて周囲の感知も可能にする。能力名は、彼の名の由来となるアメリカの文豪ジョン・スタインベックの小説から取られている。